引越しが決まってワクワクする新生活。
しかし、その裏で絶対に避けて通れないのが「ライフライン(電気・ガス・水道・インターネット)の手続き」です。
「たかが電話するだけでしょ?」と侮っていると、確実に痛い目を見ます。
このようなトラブルは、毎年春になるとSNSでトレンドになりがちです…
この記事では、検索上位サイトの情報をすべて網羅した上で、不動産エージェントの立場から「失敗しないコツ」や「節約の知恵」をこれでもかと詰め込みました。
初めての一人暮らしに挑戦する方は、この記事をブックマークして一つずつクリアしていけば確実に手続きが完了しますよ。
私も一緒に学ばせてください!!
手続きを始める前に用意する「魔法のメモ」

各ライフライン会社に電話やWeb申し込みをする際、必ず聞かれる共通事項があります。
これらを事前に手元に用意しておくだけで、手続きがスムーズに進みますよ!
以下の項目をスマホのメモ帳にまとめておきましょう。
【必須情報のテンプレート】
- 現住所の「お客様番号」(検針票やWeb明細に記載。これがあると話が早い)
- 現住所の退去日(いつまで電気・ガス・水を使うか)
- 新住所の正確な表記(アパート名・部屋番号まで必須)
- 新居の入居日(いつから使い始めるか)
- 支払い方法(クレジットカード番号または銀行口座情報)
- メールアドレス(完了通知を受け取るため)
【電気】自由化時代の賢い選び方と手続き

今は「電力会社」を自分で選べる時代です。
しかし、賃貸ならではの制約もあります。
1. 手続きのタイミング
- 解約(旧居): 引越し1週間前まで
- 開始(新居): 引越し1週間前まで
- 立会い: 原則不要
基本的には、電気契約会社に電話一本または、インターネットで完了です。
立ち合いは不要な場合が多いです。
旧居の解約と新居の開始は、遅くても引っ越しの1週間前までに完了しておきましょう。
遅くなってしまうことで、当日電気が使えないなんてこともあるかもしれません。
2. 「アンペア数」の罠に注意
一人暮らしの場合、契約アンペア数は30A(アンペア)が標準的です。
もし「基本料金を安くしたいから20Aにしよう」と安易に変えると、ドライヤーと電子レンジを同時に使った瞬間にブレーカーが落ちます。
逆に、広い部屋で最初から「50A」などで契約されていると基本料金が高くなります。
最初は標準(30A〜40A)で契約し、1ヶ月住んでみてから変更するのが無難です。
3. スマートメーターと「当日通電」の真実
昔の物件は円盤が回るアナログメーターでしたが、現在は通信機能付きの「スマートメーター」が主流です。
- アナログの場合
申込を忘れても、ブレーカーを上げればとりあえず電気はつきます。 - スマートメーターの場合
事前の遠隔操作が必要なため、申込をしていないとブレーカーを上げても電気はつきません。
新電力(Looopでんきや楽天でんきなど)は、Web申込から開通まで「3営業日」ほどかかる場合があります。「明日から使いたい!」という急ぎの場合は、一旦、地域の旧一般電気事業者(東京電力や関西電力など)と契約して即日開通させ、翌月に新電力へ切り替えるのが、電気難民にならないためのテクニックです。
【ガス】種類と立ち会いの落とし穴

ライフライン手続きのラスボスがガスです。
最もトラブルが多く、かつ重要度が高い(お風呂に入れないなどの弊害あり)のが特徴です。
1. 「都市ガス」と「プロパンガス」の違い
ガスの種類については、物件によって決まっており、自分で選べません。
必ず契約書や重要事項説明書を確認してください。
※物件の広告にも記載されています。
実際どっちが良いのでしょうか?
- 都市ガス(13A): 公共料金で安い。
- プロパンガス(LPガス): 料金は都市ガスの1.5〜2倍ほど高いが、火力が強く災害復旧が早い。
ガスコンロの買い間違い
自分でガスコンロを持ち込む場合、ガスの種類に対応したコンロでないと使えません(火災の原因になります)。
- 都市ガス用:ホースが白/ベージュ系
- プロパン用:ホースがオレンジ色
もしホームセンターで購入するのであれば、しっかりと確認することを徹底してください。
私個人の考えでは、やはり金額が安い「都市ガス」がおすすめです。
私もお部屋探しでは、なるべく都市ガスを選ぶようにしていました。
2. 立ち会い予約は争奪戦
ガスの開栓には、法的義務として「入居者の立ち会い」が必須です。
作業員が家に入り、ガス漏れがないか点検します(所要時間15〜20分)。
- 3月〜4月の状況
土日の予約枠は2週間前には埋まります。 - 対策
物件が決まったら、何よりも先にガスの予約を入れてください。
3. プロパンガスの「保証金」
プロパンガスの物件では、開栓時に「保証金(1万円前後)」を現金で請求されることがあります。
これは退去時(最後のガス代精算完了時)に全額返還されますが、知らずに当日常用金がないと焦ります。
「預かり証」は退去まで絶対に無くさないように!
法律で決められているんですか?
いいえ!賃貸住宅の敷金みたいなイメージですよ。
【水道】地域差が大きい手続き

水道は各自治体の水道局が管轄しています。
1. 手続きのタイミング
- 解約・開始: 引越し1週間前〜3日前まで
- 立会い: 不要
基本的には電話一本で解決します。
住居管轄の水道局に電話をすれば良いんですね!余裕をもって手続きします!
2. 支払い方法の変更を忘れずに
水道料金は、2ヶ月に1回の請求が一般的です。
口座振替やクレジットカード払いの登録用紙が新居に置いてあることが多いですが、最近はWebで完結する自治体も増えています。
納入通知書(請求書)のバーコードを読み取って、PayPayなどで支払えます。
手続きを忘れると「納付書」がポストに届き、いちいちコンビニで支払う羽目になりまよ。
3. 冬場の入居なら「水抜き」確認
寒冷地や、冬場の関東でも、空室期間中の凍結防止のために「水抜き(元栓が閉められ、管の水が抜かれている状態)」がされていることがあります。
入居時、蛇口をひねっても水が出ないときは、外のメーターボックス内のバルブを開ける必要があります。
水が出なくても、焦らず対応しましょう!
【インターネット】「完備」と「対応」の決定的な違い

現代人にとって、ネットがない生活は不可能です。しかし、賃貸情報の用語は非常に紛らわしいので注意が必要です。
1. 「インターネット対応」と「インターネット完備」
この2つは似て非なるものです。
2. 工事が間に合わない時の「つなぎ」
もし、「開通まで1ヶ月待ち」と言われたらどうすれば良いですか?
多くの光回線業者(ソフトバンク光やドコモ光など)では、開通までの期間、ホームルーター(SoftBank Airなど)やポケットWi-Fiを無料で貸し出してくれるキャンペーンを行っています。
契約時に「開通前レンタルはありますか?」と必ず聞き出しましょう。
手続きを忘れた!当日の緊急トラブルシューティング

どんなに準備をしても、人間は忘れる生き物です。
引越し当日に「やばい!」となった時の対処法をまとめました。
ケースA:電気がつかない!
- ブレーカーを上げてみる(スマートメーターでなければつく)。
- つかない場合、地域の電力会社(東京電力など)のカスタマーセンターへ電話。
- 「今日引越してきました。Webだと明日からしか選べないので電話しました」と伝える。
- 大手電力会社なら、当日中でも数時間以内に遠隔操作で通電してくれる可能性が高いです。
後日、電力会社の乗り換えを行えば大丈夫です。
ケースB:水が出ない!
すぐに物件が所在している水道局に連絡をしましょう!
まれに、以下のような対応をすればOKとの話もあるようですが、やめておいた方が良いと思います。
- 玄関横のパイプスペース(鉄の扉)を開ける。
- 水道メーターの横にあるバルブ(元栓)を反時計回りに回す。
- これで水が出れば、とりあえず使ってOK。
- すぐに水道局へ電話し、事後報告で「今日から使い始めました」と伝えれば受理されます。
とにかく、まずは水道局へ急いで連絡をお願いします。
ケースC:ガスがつかない!
- 残念ながら、当日の開栓はほぼ100%無理です。
- その日は銭湯を探し、食事は外食かコンビニ弁当、お湯は電気ケトルで沸かしましょう。
- 翌日以降の最短日で立ち会い予約を電話でねじ込むしかありません。
ガスは立ち合いが必要な点がネックですよね。
理想的な手続きスケジュール

最後に、余裕を持って進めるための理想スケジュールを提示します。
【引越し1ヶ月前】
- [ネット] 新居の回線エリア確認・工事日の予約(最優先!)
【引越し2週間前】
- [ガス] 新居のガス会社へ連絡、開栓立ち会い日時の予約
- [電話] 現在のライフライン全ての「解約(停止)」予約
【引越し1週間前】
- [電気] 新居の電力会社へ「開始」申し込み
- [水道] 新居の水道局へ「開始」申し込み
何事も早めの対応をしておいた方が良いです!
ライフラインの手続きは、新生活の最初のハードルです。
特に「ネットは1ヶ月前、ガスは2週間前」というキーワードだけでも覚えて帰ってください。
まとめ

今回は、ライフライン(電気、ガス、水道、ネット)の手続きについて解説をしました。
ライフラインの手続きは、新生活の最初のハードルです。
特に「ネットは1ヶ月前、ガスは2週間前」というキーワードだけでも覚えて帰ってください。
面倒な手続きをサクッと終わらせて、最高の新生活をスタートさせましょう!