30代になると、ふとした瞬間にこんなことを考える人が多いです。
日々の仕事に追われていると、つい目の前のことだけで精一杯になりがちです。
それでも、心のどこかでは「将来のお金の不安」を感じてしまうのが30代という時期かもしれません。
そんな中で耳にすることが増えてきたのが「不動産投資」という言葉です。
多くの方はこんなことをおっしゃっています。
一方で、こんな声もあります。
つまり、不動産投資には「魅力的な話」がある反面、「怖い話」もあるということです。
そこでこの記事では、不動産投資のメリットとリスクを包み隠さず正直にお話していきます。
「いいところだけ」を並べた記事でもなく、「危ないからやめておけ」と煽る記事でもなく、不動産投資のありのままをご紹介させていただきます!
ちなみに、「不動産投資のことを聞きたい」、「お部屋を探している」、「知人で不動産を探している人がいる」、「不動産関係ないけど世間話をしたい」などなど、お気軽に話しかけてください!
1. 不動産投資のメリット

まずは、「不動産投資ってちょっといいかも」と感じるポイントからご紹介します。
30代のサラリーマンにとって、どんなメリットがあるのかを具体的に見ていきます。
メリット① 「第2の給料」が入ってくる。
不動産投資で一番イメージしやすいのが、家賃収入が毎月入ってくるという点です。
例えば、毎月の家賃が8万円で、ローン返済・管理費・修繕積立などを引いた後、手元に残ったお金が1〜2万円。
このお金が、第2の給料としてお財布に入ってくるのです。
もちろん、最初から大きな金額を狙う必要はありません。
「月に1万円でも2万円でも、安定して入ってくるお金がある」と考えると、精神的な安心感はかなり違いますよね。
さらに、ローンを返し終わったあとは、家賃の多くがそのまま自分の収入になる可能性もあります。
会社の給料+不動産からの家賃収入
という形で、「収入の柱を2本にする」イメージが持てるのは、不動産投資の大きなメリットです。
メリット② ローンを活用して“レバレッジ”をかけられる
株式投資などと比べたときの、不動産投資の特徴の一つがローンを活用できることです。
たとえば、自分の貯金だけで投資をする場合、300万円しかなければ、300万円までの投資しかできません。
しかし、不動産投資では、頭金として数百万円を用意し、残りは銀行から借りるという形で、何千万円という規模の資産を動かすことができます。
これは、会社員として毎月安定した収入を得ているからこそできることです。
銀行から見れば、30代サラリーマンは「返済能力がある」と判断しやすい層でもあるからですね!
この「自分の貯金+銀行のお金」で資産を作っていく力を、レバレッジと呼びます。
30代は、このレバレッジを最も長く活用できる時期でもあります。
- 返済期間を長く取れる
- 勤続年数もある程度あり、信用も積み上がっている
- まだ大きな病気などが少ない年齢帯
こうした要素が揃うのが30代です。
「自分の信用力をお金に変える」という意味でも、不動産投資は一つの選択肢になります。
メリット③ インフレや年金不安への“保険”になる
最近は、物価がじわじわ上がっている実感を持つ人も多いと思います。
- 食費が前より高くなった
- 光熱費が上がった
- 外食や旅行の値段も上がっている
しかし、給料が同じペースで増えているとは限りません。
このような状況をインフレと言いますが、インフレが進むと、現金だけを持っている人は不利になりがちです。
一方、賃貸用の不動産は、長期的に見ると家賃が上がる可能性があります。
もちろん地域や物件によりますが、インフレとともに賃料が上がっていくケースも少なくありません。
また、将来の年金がどれくらいもらえるかは、正直なところはっきりしません。
そんな中で、「年金+家賃収入」という形で複数の収入口を持っておくことは、大きな安心材料になります。
こうした「頼りどころを増やす」役割を、不動産投資が果たしてくれる可能性があります。
年金だけに頼らない、給料だけに頼らない生活は安心で魅力的です!
メリット④ 節税や“生命保険代わり”の効果が期待できる
不動産投資には、税金面や保険的な面でのメリットもあります。
まず、税金について。
不動産投資では、以下のようなものが経費として扱われることがあります。
- ローンの利息
- 管理費・修繕積立金
- 固定資産税
- 管理会社への手数料
- 建物部分の減価償却費 など
これらを計上することで、給与収入との合算によって、所得税や住民税が軽くなるケースがあります。
もちろん、税制は細かくルールがありますし、必ず節税になるとは限りませんが、節税の可能性がある投資であることは確かです。
次に、生命保険のような効果についてです。
多くの住宅ローン・投資用ローンでは、返済者に**団体信用生命保険(団信)**の加入を求めています。
これは、もしローン返済者が亡くなった場合や、所定の高度障害などになった場合、保険会社が残りのローンを肩代わりしてくれる、という仕組みです。
つまり、
①ローン残債は0になり
②不動産は残される
という状態になります。
このとき、家族は「ローンのない物件」を手にすることができ、家賃収入を得続けることもできますし、売却して現金を手にすることもできます。
この意味で、不動産投資は
「生命保険+資産」を同時に持つようなイメージを持つこともできます。
家族のことを想うなら、投資を始めてみるのもいいのではないでしょうか。
メリット⑤ 強制的な“長期の貯金・資産形成”になる
多くの30代サラリーマンにとって、実は一番大きなメリットかもしれないのが、
強制貯金の役割です。
毎月のローン返済は、
一見「出ていくお金」に見えますが、実は「自分の資産を分割で買っている」行為でもあります。
たとえば、35年ローンで物件を購入した場合、返済が進むほどローン残高は減り、同時に自分の資産としての不動産が残る。
という形で、知らないうちに資産が積み上がっていくイメージになります。
一方、単純に消費だけを続けていると、将来振り返ったときに、
「あのときのお金はいったいどこへ消えたんだろう?」
と感じてしまうこともあります。
自分で毎月きっちり貯金するのが苦手なタイプの人にとっては、ローンを利用した不動産投資が、半ば強制的に資産を積み上げてくれる仕組みになることもあります。
2. 不動産投資のリスク(現実的な部分)

ここまでメリットを見てきましたが、当然ながら、いい話ばかりではありません。
不動産投資には、しっかり向き合っておくべきリスクもあります。
ここからは、30代サラリーマンが特に意識しておきたい代表的なリスクを整理します。
リスク① 空室リスク(借り手がつかない)
不動産投資でまずイメージしておきたいのが、空室リスクです。
入居者がいない=家賃収入がゼロ
という状態です。
しかし、その間も、ローン返済や管理費・修繕積立金、固定資産税などは支払い続けなければなりません。
つまり、
「家賃でローンを返していくつもりだったのに、
家賃が入らずローンだけ払う状況」
になる可能性がある、ということです。
このリスクを減らすためには、
といった工夫が不可欠です。
リスク② 家賃下落・物件価格下落のリスク
不動産は、時間が経てば必ず値上がりするわけではありません。
むしろ、多くの場合、建物の価値は少しずつ下がっていきます。
その結果、
- 周りに新しい物件が増えて競争が激しくなる
- 築年数が古くなり、同じ家賃では借りてもらいにくくなる
といった理由で、家賃を下げざるを得ない場面も出てきます。
また、将来売却を考えたときに、
買ったときより安い価格でしか売れなかったり、売却時の諸費用もかかり、思ったほど手元に残らない
といった可能性もあります。
不動産投資を考えるときは、
「家賃がずっと同じではないかもしれない」
「物件価格も状況によっては下がり得る」
という現実を前提にしたうえで、数字を見ていくことが大切です。
リスク③ 修繕費や思わぬ出費
不動産は、持っているだけで終わりではありません。
時間がたてば、必ずどこかが傷んできます。
- エアコンの交換
- 給湯器の故障
- 水回りのトラブル
- 外壁や共用部分の大規模修繕 など
こうした費用は、急にドンッと大きな金額でやってきます。
表面利回り(年間家賃収入 ÷ 購入価格)だけを見ていると、
「利回り○%!けっこう良さそう!」
と思ってしまいがちですが、実際には、
管理費・修繕積立金、将来の修繕費、税金関係などを差し引いていくと、手残りはかなり小さくなることもあります。
「修繕費をちゃんと見込んだうえで、まだ成り立つか?」
という視点で考えることが大切です。
リスク④ 金利上昇・ローン条件の変化
不動産投資ローンを組む場合、変動金利を選ぶ方が多い傾向にあります。
変動金利は、今は低い金利で借りられる一方で、将来金利が上がったときに、返済額が増える可能性があるのです。
今は余裕のあるキャッシュフローだったのに金利が上がったことで、月々の返済額が増え、手元にほとんど残らなくなってしまう
というシナリオも考えられます。
もちろん、金利がどのように動くかを正確に予想するのは難しいですが、金利が上がった場合のシミュレーションや、「最悪このくらいまで上がっても何とかなる」というラインを事前に確認しておくことは重要です。
リスク⑤ 売りたいときにすぐ売れない(流動性リスク)
株式や投資信託などは、基本的に「売ろう」と思えばすぐ売れます。
しかし、不動産はそうはいきません。
- 売却価格の査定
- 買い手探し
- 条件交渉
- 契約・引き渡し
といった流れを踏む必要があり、時間も手間もかかります。
つまり、「急にまとまった現金が必要になったから、明日すぐ売って現金化しよう」
といったことがしづらいのです。
そのため、生活費ギリギリの状態で無理な投資をしてしまうと、
- 「本当は売りたくないタイミングで売らざるを得ない」
- 「安値で手放してしまう」
といった状況に追い込まれる可能性もあります。
リスク⑥ 管理会社や入居者とのトラブル実際の運用では、
入居者からのクレームが多かったり、家賃滞納への対応が大変だったり…
といった、「人」に関わる問題も発生します。
不動産投資はよく、
「管理会社に任せておけば、ほったらかしでOK」
と言われることもありますが、実際には管理会社の質によって、オーナーの負担やストレスは大きく変わります。
- 報告が遅い
- 勝手に判断されてしまう
- 相談しづらい雰囲気
などがあると、安心して任せられません。
また、入居者とのトラブルもゼロにはなりません。
- 夜間の騒音
- 近隣住民とのトラブル
- 家賃滞納
こうしたトラブルが起きたときに、どこまで管理会社が対応してくれるのかも、事前に確認しておきたいポイントです。
3. メリットを活かしつつ、リスクを抑えるための考え方

ここまで見てきたように、不動産投資は
**「夢のような話」でも「絶対ダメなギャンブル」**でもありません。
メリットもあれば、リスクもある。
だからこそ、リスクを理解したうえで、どう付き合うかが重要です。
ここからは、30代サラリーマンが不動産投資を考えるうえで意識しておきたいポイントを整理します。
ポイント① 「生活防衛資金」は別にしっかり確保する
まず何より大事なのは、
「不動産投資のためのお金」と「生活を守るためのお金」を分けて考える
ということです。
- 突発的な出費(病気、事故、家電の故障など)
- もしものときの失業リスク
- 家族の急な支出
こうしたものに対応できるよう、数ヶ月〜半年分以上の生活費は、
現金やすぐに引き出せる形で確保しておきたいところです。
この「土台」がないまま不動産投資を始めてしまうと、
想定外の出費や一時的な空室が起きたときに、一気に苦しくなる可能性があります。
ポイント② 無理のないローン設定にする
- 「月々のキャッシュフローがプラスになっているか」
- 「金利が上がったときにも、ギリギリになりすぎないか」
この2点は、ローンを組むうえで非常に重要です。
- 今の金利でギリギリ成り立っている
- ボーナス払いを前提にした返済計画
- 家計に余裕があまりない状態での投資
こうした条件は、いざというときに家計を圧迫する要因になります。
できれば、「金利が多少上がっても何とかなる」「一時的に空室になっても、家計から補える範囲」というくらいの「余裕」を持った計画にすることが大切です。
ポイント③ エリア・物件・管理会社を冷静に見る
不動産投資の現場では、よく「立地がすべて」「エリアと管理が命」と言われます。
それくらい、どこに・どんな物件を持つか、そして誰に管理を任せるかは重要です。
営業マンのトークだけで決めるのではなく、できる範囲で自分でも情報を集めてみましょう。
- 人口動態(増えているか減っているか)
- 周辺の家賃相場
- 駅や大学、工業団地などの位置
- 管理会社の評判や対応の丁寧さ
こうした情報は、ネットや実際の街歩きでもある程度つかめます。
「なんとなく良さそう」ではなく、
「なぜこの物件がいいのか」を自分の言葉で説明できるかを一つの目安にすると良いです。
ポイント④ 営業トークを鵜呑みにせず、自分で数字を見る
不動産投資の世界には、正直なところ、
あまり良心的とは言えない営業も存在します。
- 「家賃保証があるから絶対安心ですよ」
- 「今契約してくれれば特別な条件が…」
- 「節税になるので、実質タダみたいなものです」
こうした言葉だけを信じるのは危険です。
大事なのは、
- 実際にどれくらいお金が入ってきて
- どれくらい出ていくのか
を、自分の手で計算してみることです。
- 表面利回りではなく、
- 管理費や税金、修繕費などを引いた「実質の手残り」
- さらにローン返済後の「返済後の手残り」
こうした数字を、自分で一度書き出してみるだけでも、物件を見る目が変わります。
4. 30代サラリーマンにとって、不動産投資は「アリ」か?

ここまで読んでいただいて、
あなたの中では「不動産投資」の印象が少し変わってきたかもしれません。
最後に、30代サラリーマンにとっての結論をまとめてみます。
結論:条件次第では“アリな選択肢のひとつ”
- 安定した収入があり
- 長期でコツコツ資産を作りたい
- 将来の年金だけに頼るのが不安
- ある程度、数字を確認する手間をかけられる
こういった人にとって、不動産投資は十分検討する価値のある選択肢だと言えます。
ただし、
- 「何となく良さそうだから」
- 「営業マンに勧められたから」
- 「周りがやっているから」
という理由だけで始めてしまうと、
メリットではなく、リスクの方に振れてしまう可能性もあります。
不動産投資は「やる/やらない」よりも「知ってから決める」が大事
不動産投資は、向き・不向きがあります。
それは性格だけでなく、
- 家族構成
- 収入の安定度
- すでに組んでいるローン
- 将来のライフプラン
などによっても変わります。
大切なのは、知らないまま避けることでもなく、よく分からないまま飛びつくことでもないということです。
① 情報を集めて
② メリットとリスクを理解して
③ 自分の家庭に合うかどうか考える
このステップを踏んだうえで、「やる」「やらない」を選ぶのが、30代サラリーマンにとって一番賢い選び方だと思います。
5. まとめ:まずは“小さな一歩”から始めてみる

最後に、この記事の内容を簡単に振り返ります。
不動産投資の主なメリットは以下のとおりでした。
一方で、意識すべきリスクは以下のとおりでした。
これらを踏まえたうえで、30代サラリーマンがやるべきことは、まず**「知ること」**です。
たとえば、今日できる小さな一歩はこんなものがあります。
- 不動産投資の基本がわかる本を1冊決めて読み始める
- 物件サイトを開いて、利回りや家賃相場を眺めてみる
- 自分の家計を見直して、「毎月どれくらい投資に回せるか」をざっくり計算してみる
いきなり物件を買う必要はまったくありません。
まずは、自分のペースで情報収集を始めてみてください。
そして、「これは自分たち家族にとってアリな選択か?」と考えながら、
少しずつ知識とイメージを膨らませていくことが、将来の不安を減らす一番の近道になります。